PET

脳梗塞 超急性期の薬物療法

甲府脳神経外科病院



 アルテプラーゼを使った症例
70代前半の女性
 既往歴 特になし   左不全麻痺発症後 約1時間20分で来院 見当識障害あり NIHSスコア5点 


(写真1)


(写真2)
(写真1)CTにて古い脳梗塞の跡が(赤矢印先端部)左視床に見られたが症状に相当する病巣なし。
(写真2)MRI拡散強調画像にて右前頭葉外側部に梗塞あり(赤矢印)。


(写真3)


(写真4)
(写真3) MRAという脳の血管の様子を見るMRIの検査では右中大脳動脈の末梢が描出されていませんでした。(黄色矢印)
(写真4)
発症後1時間26分後にアルテプラーゼの注入を開始し急速に見当識障害と麻痺の改善が見られ翌日には歩行可能となっています。発症の翌日のMRIでは梗塞巣の中に出血している様子が見られますが症状の悪化はみられませんでした。(赤矢印)


(写真5)
(写真5)発症の2日後のMRAでは右中大脳動脈が(黄色矢印)末梢まで描出されアルテプラーゼの薬効により再開通が得られたと考えます。麻痺の程度を調べる神経学的検査では僅かな左手の麻痺がみられましたがNIHSスコアは0点で日常生活動作に支障はなく入院後17日目に退院となりました。

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