当病院にて実施された手術の具体例を症例と共に紹介する「手術あれこれ」のコーナーもご覧ください。第13回目は「後縦靱帯骨化症に対する椎弓形成術」です。 |
| 頭痛診断 | 紛らわしい頭痛 | 脳卒中診断 | 病名別索引 |
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| ◆ 頭痛 (神経内科医長のメディカルQ&A)◆ |
| ●血管性頭痛 |
| 血管の拍動を伴うズキン、ズキンという感じの頭痛です。 お薬や注射で治癒します。 |
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| ●筋緊張性頭痛 |
| 首、肩などの筋肉の緊張により頭へ生じる頭痛です。 お薬や注射で治癒します。 |
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| ●三叉神経痛 |
| お顔を中心とした痛みで神経ブロックなどが有効です。 お薬や注射で治癒します。 |
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| ●後頭神経痛 |
| 後頭部に生じる鋭い痛みで、短時間に繰り返すことが多い。 お薬や注射で治癒します。 |
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| ●クモ膜下出血による頭痛 |
| バットで殴られたような突然の激しい頭痛が特徴です。 |
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| ●髄膜炎による頭痛 |
| 発熱を伴う事が多く、だんだん悪くなります。 |
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| ●脳腫瘍による頭痛 |
| 朝方に強く、嘔吐を伴うことが多く、進行性に悪くなります。 |
| ◆ 脳卒中 ◆ |
| ●脳梗塞 |
脳血管に何らかの要因で詰まりがおこり、その血管の支配する脳命令中枢が機能しなくなり片マヒなどが起こる。症状の進行は数日間続くこともある。 前ぶれとして一過性脳虚血発作(一時的にマヒなどが出るが数十分後に戻る)という病気もあり、数ヶ月後、脳梗塞を起こすことがある。多くは保存的治療を行う。 【脳梗塞MRI像】 脳血管の閉塞で脳細胞の一部が死んでしまった状態となる。白く見える部分が脳梗塞巣。 |
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| ●脳出血 |
高血圧の方に多く、脳血管が切れることにより出血。多くの場合、片マヒなどが起こり急速に症状が進む。 小さい出血であれば内科的な治療だが、大きな出血では手術(血腫除去)となる。 【脳出血CT像】 脳出血はMRIよりCT検査の方がわかりやすい。 脳内に白く出血が見られる。 |
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| ●クモ膜下出血 | |||
脳血管の分岐部にできた血管のこぶ(動脈瘤)が破裂して、クモ膜の下に出血をおこす。激しい頭痛を伴う。手術(破裂したこぶの首もとに特製クリップを掛けたり、ケースによっては頭を開けずに血管の内側からコイルをこぶの中に埋め込む方法など)が必要となる。 【クモ膜下出血CT像】 白いモヤモヤが出血 | |||
【手術によって発見された脳動脈瘤】 | |||
![]() 脳血管撮影で発見されたこぶ (脳動脈瘤) |
![]() 手術により掛けられた特製クリップ | ||
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| ◆ 脳腫瘍 ◆ |
| ●脳腫瘍 |
![]() 頭痛、嘔吐、視力障害などがみられ、時にケイレンなどで発症する。症状の進行はゆっくりであるが、それぞれの脳神経が侵されると、それに応じた症状がおこる。 他臓器の腫瘍が転移し、脳腫瘍を造ることもある。 手術の適応となる。(腫瘍摘出)小さい腫瘍では、放射線治療などもある。 【脳腫瘍MRI像】腫瘍により脳の変形が見られる。 |
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| ◆ 脳動静脈奇形 ◆ |
| ●脳動静脈奇形 |
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脳動静脈奇形は、胎生期での血管系の奇形と考えられ、動脈とも静脈とも区別の付かないような血管の塊で毛細血管がなく動脈と静脈が直接混じり合っている。 その大きさは大小さまざまで、血管塊には1〜数本の拡張した動脈が流入し、動脈血が直接拡張した静脈に流れ込み、もろくなった血管より脳出血をおこす。手術では、動脈と静脈の直接の流れ混みを止める。クモ膜下出血、痙攣発作で発症することもある。 |
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| 《脳血管撮影像》 《MRI像》 |
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【DSA像】 脳血管撮影では、血管がたくさん集まって見える所がありその周辺は逆に正常の血管撮影像より血管が少なく見える。これは、血液の流れが脳動静脈奇形の所にかたよってしまうためにおきる現象である。 【MRI像】MRIでは、毛糸がぐるぐる絡まったような黒い線の集まりが見える。 |
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| ◆ 頭部外傷 ◆ |
| ●慢性硬膜下血腫 |
| お年寄りに多く頭を強く打って、1ヶ月位たってから硬膜の下に、じわじわ血液が溜まり、脳を圧迫し、さまざまな症状(頭痛、ボケ症状、ろれつがまわらない、歩きづらいなど)がでてくる。 手術が必要です。 血腫が左側に見られる、症状は頭痛、ボケ症状、歩行困難などである。 手術により血腫は消失している。 |
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| ●急性硬膜外血腫 |
| 外傷による頭蓋骨骨折などにより、骨と一緒に切断された動脈より出血を起こす。受傷後、数時間は意識もハッキリしているので、異変に気付きづらいが、5〜6時間後に意識が悪くなり、取り返しのつかない状況になる事が多い。 手術が必要です。 入院時うっすらと白く、血腫を認める。 入院2時間後、血腫の量が多くなり、意識も悪くなった、直ちに手術を行った。 手術後、血腫は無くなり、意識も回復した。 |
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| ◆ 脊椎の損傷または病変◆ |
| ●脊椎及び頸椎損傷 |
| 頭部外傷に伴い頸椎がずれてしまった為に脊髄が圧迫されて四股麻痺に陥ってしまう事があります。 頭蓋直達牽引といって頭蓋骨にピンをねじ込み引っ張ってやる治療法 が必要です。 入院直後のCTでは頸骨が大きくズレて脊髄の通り道が狭くなっている事が分かります。 入院直後のMRIでは脊髄が圧迫されている様子がはっきり分かります。 このような金具のピンを頭蓋骨に差し込んで引っ張ります。 この様にして重りを吊り下げることによりズレを矯正します。 CT(3日後)では頸骨のズレは随分減少してます。 2日後のMRI(T2画像)では頸骨のズレが減少して脊髄への圧迫が軽減されました。 2日後のMRI(T1画像)でも脊髄への圧迫が軽減されている事が分かります。 |
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| ●後縦靱帯骨化症 (その1) |
この方は肩のつまりといった軽い症状でおいでになりました。
頸椎のMRIで脊髄の圧迫を伴う後縦靱帯骨化症がみられました。
MRI矢状断では後縦靱帯が骨のように硬くなり後ろにある脊髄を押している様子がみられます。 軸位断(横に通る断面)では 黒く見える靱帯骨化部分が脊椎管(脊髄の入れ物)を 狭くしている様子が分かります。 |
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| ●後縦靱帯骨化症 (その2) |
60代後半の男性が5ヶ月前より歩行障害、介助歩行も困難となり次第に転び易くなった。1ヶ月前、起立困難となったが徐々に回復し起立可能となった。4日前に頭部打撲してから起立不能・両手足の不全麻痺、両手足のしびれあり次第に麻痺が悪化した。
頸椎単純写真で脊椎椎体の後方に白く見えるのが後縦靱帯の骨化です。 MRIでは後縦靱帯の骨化は椎間板に連続していて錐体の後下方にあります。頸椎の3番目と4番目の高さでは脊髄が著しく圧迫されています。 T2強調画像では後縦靱帯の骨化(黄色矢印)は黒く見えています。また脊髄の部分(赤矢印)が白っぽく見えています。 CTの横断像では後縦靱帯の骨化が脊椎管を狭くしている様子が見られます。 CTの横断像では後縦靱帯骨化のない所も脊椎管は狭くなっています。 CTの再構成矢状断では後縦靱帯の骨化がとぎれとぎれに縦方向に伸びている様子がみられます。 |
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| ●後縦靱帯骨化症 (その3) |
本症の画像所見としてはこんな例もあります。脊椎管(脊椎で出来た背骨の入れ物)が後縦靱帯の骨化によって狭くなっている様子をお示します。
MRI T1強調画像:第一頸椎から第六頸椎までの後縦靱帯骨化が見られます。 CTでは第二頸椎から第五頸椎までの後縦靱帯骨化が見られます。 MRI T2強調画像:第二頸椎から第六頸椎までの後縦靱帯骨化が見られます。 MRI T1強調画像:第三、第四頸椎間で脊髄への圧迫が見られます。 |
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