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◆ 小脳の働き |
| 大脳や脊髄などと複雑な関係を保ちながら、体のいろいろな筋肉の動きを調節して、身体の運動をスムーズかつ正確に行ったり、一定の姿勢を保持したりしています。 このため、小脳との連絡路に障害が生じると、運動のバランスが乱れ、体の動きがぎこちなくなり、歩こうとしても酒に酔ったようにうまく歩けなくなってしまいます。 |
◆ 前頭葉の働き |
| 感情、思考、知性などの人間の精神的な高次機能に関係しています。前頭葉に障害があると、手足の動きがぎこちなくなったり、また、意欲の低下や無関心、表情の低下といった精神活動の抑制が起こり、ちょっとしたことで喜んだり、逆にすぐ悲しんだりして感情や理性のコントロールが難しくなるという、二面性を持った症状があらわれます。この症状が続くと知能障害や性格の変化、人格の荒廃に至ることもあります。 |
◆ 頭頂葉の働き |
| 知覚、思考の認識と、身体位置の空間的認識の二つを持っています。そのため、体の外部からの刺激があった場合、それがどんな性格の刺激なのか、どんな強さなのかを識別、認識し、必要に応じて次の行動を起こすことが出来ます。頭頂葉に障害を生じると、身体の各部の位置関係を認識できなかったり、どちらが左手か尋ねても判断できなくなったりします。 |
◆ 後頭葉の働き |
| 視覚と眼球運動を支配しており、見た物の色、大きさ、形などを識別、認識します。また、両側の眼球からの情報を一つにすることで、物を立体的に見る働きをしています。後頭葉に障害を生じると、視覚視野障害が起こり、また眼で見たものを実物と違ったものに認識してしまいます。さらに、物を立体的にとらえる事が出来なくなります。 |
◆ 橋の働き |
| 脳幹の一部で、最もふくらんだ形をしています。呼吸のリズムや深さを調節し、また目や顔を動かす神経がこの部分から出入りします。橋に障害を生じると、物が二重に見えたり、嘔吐します。また、食べたものをうまく飲み込めなくなったりし、また顔が歪んだりします。 |
◆ 下垂体の働き |
| 脳底の中央に近く、間脳と呼ばれる部分の下にぶらさがっています。体の状態を維持、調節するホルモンを分泌しています。下垂体に障害を生じると、ホルモンの分泌異常が起こり、様々な症状が現れます。代表的な物として、巨人症や小人症があります。これは成長期に、成長ホルモンというホルモンが多すぎたり、少なすぎたりすることで起こる症状です。 |
◆ 延髄の働き |
| くしゃみやせきをすることによって気管への異物の侵入を防いだり、無意識に食物を噛んで飲み込む運動を行ったりしています。また、呼吸や血液の循環、発汗、排泄などを調節する中枢もここにあります。延髄に障害が起こると、呼吸や血液循環などの生命維持機能に障害が出るため、呼吸麻痺などの非常に危険な状態になります。 |
◆ 脳底動脈について |
| 脳を栄養とする動脈は内頚動脈系と椎骨動脈系です、左右の椎骨動脈は合流して一本の脳底動脈になります。脳底動脈は小脳と後頭葉の大部分を環流しています。脳底動脈に障害が生じ、血管の循環が悪くなると、脳が虚血状態に陥るため、めまい、嘔気、四肢の麻痺、歩行障害などの症状を示します。もし長く続くようだと意識障害、四肢の麻痺、発熱、血圧の上昇などを示して死亡することが多くなります。 |
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